1954年の日本映画『七人の侍』を基にした1960年の名作西部劇『荒野の七人』を原案としたした『マグニフィセント・セブン』を観ました。
全員白人だった『荒野の七人』に対し、今回は主人公格にデンゼル・ワシントン演じる黒人を中心に、白人、東洋人、ヒスパニック、ネイティブ・アメリカンと様々な人種で構成されています。
南北戦争が終わったとはいえ、人種差別が根強く残る西部開拓時代でデンゼル・ワシントン演じる黒人が政府の公職に就いて、しかもその黒人をリーダーとして巨悪に立ち向かう設定はおかしいかなと思います。
けど、この設定のおかげでワクワクさせてくれるなら大歓迎です。
実際、白人とヒスパニックの言い争いやイ・ビョンホンの演じる東洋人が想像通りクール、ネイティブ・アメリカンは言葉が通じない変人として扱われるなど個々のキャラが立っていて面白い。
戦闘経験のない素人集団を率いて、ほぼ軍隊ともいうべき悪者に向かって行く様は痛快でテンション上がりまくる。
初めのうちは善戦していたものの、敵が秘密兵器を出してきてからの防戦一方の様ははがゆい。
そして、7人それぞれに待つ複雑な最期。
なにより、デンゼル・ワシントン演じるサムに助けを求めるエマを演じるヘイリー・ベネット。
ジェニファー・ローレンスに似ていて、かわいい。