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映画・LION/ライオン ~25年目のただいま~

2008年のアカデミー賞・作品賞に輝いた『スラムドッグ・ミリオネア』にて主演を飾ったデヴ・パテルを主演に迎え、第89回アカデミー賞で作品賞候補だった映画『LION/ライオン ~25年目のただいま~』を観ました。

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2012年、5歳の時にインドで迷子になり、養子としてオーストラリアで育った青年サルーが、Google Earthと出会い、25年ぶりに生家を見つけ出したという実話を元に作られた物語。

1986年、5歳のサルーはインド中部の村でシングルマザーの母親と兄妹たちと暮らしていた。

ある日、兄グドゥの仕事について行ったサルーは回送電車の中で寝てしまい、目が覚めると列車は動き出していた。数日後、サルーが到着したのは東の大都市コルカタ。迷子になったサルーは施設に入れられるが、やがて子供を欲しがっているオーストラリアの夫婦に引き取られる。

2008年、成長したサルーは、自分の“故郷”を探し始める。

5歳のサルーが迷子になる前半と、成長したサルーを描く後半がほぼ半々で構成されてる。

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前半の迷子になった5歳のサルー。とにかくこの少年の眼差しが素晴らしく物語に一気に引き込まれるけど、俯瞰で魅せる映像の数々で観客である自らが当事者とはならずに遠い異国の安全な地から彼を観察しているような居たたまれない気持ちにも陥って、終始不思議な感情を覚える。

後半は、オーストラリア人夫婦の養子となった20年後を描くため、『スラムドッグ・ミリオネア』のデヴ・パテルに交代します。

オーストラリア人夫婦はサルーの他に義弟となるマントッシュという自傷癖があってすぐに暴れる問題児もおよそ1年後に引き取ります。おそらく劣悪な環境で育ち心の病を負ったのだと思いますが、サルーとマントッシュが出会ってからすぐに20年経過するので、この義弟とこの20年どう過ごしたかを描いてくれるとより深みが増したような気がします。

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ある日、幼い頃に兄にねだった揚げ菓子ジャレビを見て、故郷のことを思い出し、生母や兄のことが気になり始めたサルー。

インド人留学生らからGoogle Earthで故郷を探すことを提案され、地元の駅に給水塔があったという記憶だけを頼りに、コルカタの駅から列車の速度を逆算して、故郷を探そうとし始めます。

生母や実兄グドゥが自分を探し続けているのではないか、自分だけ何不自由ない生活を送っていないか、深く悩みながら・・・。
しかし、生母を探すことは養母に対する裏切りではないかという悩みも付きまとい、彼の生活はどんどん荒んでいってしまう。

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そんな中、ニコール・キッドマン演じる養母やルーニー・マーラ演じる恋人に励まされ、ついに彼の生家を見つけることに成功する。

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そう、あの優しかった兄グドゥはどんな精悍な青年になっているだろうか、慈愛に満ちた生母は今もサルーを待ってくれているのだろうか、そんな淡い期待を抱きながらエンディングを迎える。

あの前半の兄グドゥと生母カムラとの何気ない会話、過ごした日々が幼いサルーにとってどんなに至福の時だったか、一気に畳みかけてくる展開に涙腺が崩壊する。

そして、ライオンの意味を知った時、力強く生きた5歳のサルーがどんなに幼かったのか思い知らされて、さらに涙が止まらなくなった。

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エンドロール後にもさらに余韻が続く演出を持ってくるので最後まで席を立たずに観ることをオススメします。
[ 2017/04/17 17:48 ] 映画 | TB(0) | CM(0)
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