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映画・Love Letter

1995年公開の岩井俊二監督の長編デビュー作。主演は一人二役の中山美穂。

Blu-rayとなって帰ってきたので購入しました。

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今年観た映画の中で一番やったわ、10年経っても5本の指に入る名作やわー、とか言ってても2~3年でその映画を忘れてしまうんですけど、これは未だに5本の指に入っています。

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山の遭難事故で婚約者を亡くした渡辺博子は、忘れられない彼への思いから、神戸から彼が昔住んでいた小樽の住所へあてもなく手紙を出した。

-拝啓、藤井樹様。 お元気ですか? 私は元気です。  渡辺博子-

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すると、来るはずのない返事が返って来る。

-拝啓、 渡辺博子様。 私も元気です。 でもちょっと風邪 ぎみです。 藤井樹-

その手紙の主は、亡くなった婚約者の藤井樹と同姓同名で、彼と中学時代に同級生だった、女性の藤井樹だった。

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樹の登山仲間でガラス工房で働いている秋葉は、博子に樹への思いをふっきらせるために、小樽へ行こうと誘う。

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小樽に着いた博子と秋葉は樹の家を訪ねるが、彼女は留守にしていた。博子は恋人の樹が死んだことだけを隠して、ありのままに事情を説明した置き手紙を残して帰って行く。

博子の手紙を読んだ樹は、中学の時に同級生に同姓同名の藤井樹という男子生徒がいたことを想い出した。

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拝啓、渡辺博子様。

何も事情を知らずにひどい手紙を送ってしまいました。勘弁してください。

その代わりひとつだけ耳よりな情報を提供します。実は私が中学の頃、同じクラスに同姓同名の男子がいたんです。

ひょっとしたらあなたの藤井樹っていうのは、あいつのことではないでしょうか?

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博子と樹の間で新たな文通が始まり、樹は博子に請われるままに少年・樹との中学時代の想い出を綴っていった。

同姓同名というだけで何かと冷やかされ、笑いのタネにもされ、揃って図書委員に祭りあげられたりした樹にとっては、それは決して愉快なものばかりではなかった。

改めて見ると、想い出の方がビビットな色調で撮られている。

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ミュージックビデオみたいだ。

当時は斬新だったのよ。

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少年・樹は他人が読まない本ばかり借りては、図書カードに自分の名前を書いて喜んでいるような変な奴だった。

少女・樹 『こんなの読むの?』

少年・樹 『読むわけないじゃん』

少年・樹 『藤井樹、ストレートフラッシュ』

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-要するにあいつは誰も借りていない白紙のカードに自分の名前を書くのを楽しんでいただけなの。呆れた私は彼にこう言いました-

少女・樹 『バッカじゃない?』

-でも、彼にはこのいたずらがよっぽどお気に召していたみたいで飽きもせずにしょっちゅうやっていました。とにかく変な奴でした-

樹はそんな彼を呆れた目で見ていたのである。

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恋人達のメッカである放課後の自転車置き場で間違った期末テストの答案を取り戻そうとする樹の想い出。

少年・樹 『そうか、breakの過去形でbrokeか』

少女・樹 『ちょっと、こんなところで答え合わせなんかしないでよ』

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100mの選手だった少年・樹が陸上競技大会の1か月前、左足を複雑骨折するも、レーンの横で疾走し派手に他の選手を巻き込み転倒した話。

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拝啓、藤井樹様。

彼の走っていたグラウンドの写真を撮ってください。

樹は博子に頼まれて、少年・樹が陸上部員として走っていたグラウンドの写真を撮るために母校を訪れた。

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樹はそこでかつての担任の先生から、彼が山で死んでいたことを聞かされる。

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その夜、樹はひどい高熱で倒れてしまう。

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一方、博子は秋葉に誘われ樹が遭難した山に登ろうとする。

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樹は何とか病院に辿り着く。

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翌朝、秋葉から樹が遭難した山を指し示された博子は・・・。

博子 『お元気ですか?私は元気です』

樹 『拝啓、藤井樹様。お元気ですか?』

その頃、熱が下がった樹は病院のベッドで目を覚ます。

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博子 『お元気ですかー?』

樹 『私は元気です』

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-お元気ですかー?私は元気です。お元気ですかー?私は元気です。お元気ですかー?私は元気です。お元気ですかー?-

何度も何度も山に向かって叫び、嗚咽するのであった。

梶 『何の騒ぎやねん。こんな朝早よから』

秋葉 『邪魔せんときーや。今いっちゃん、ええとこや』

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風邪も治り退院した樹は、少年・樹との別れの顛末を博子への手紙に綴る。

三年生の冬休み、父を亡くしたばかりの樹の家を訪ねてきた少年・樹は、図書館に返しておいてくれと一冊の本を樹に預ける。

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新学期が始まってしばらくして、ようやく樹が登校したときには、彼はすでに転校してしまっていたのだ。

それが樹が博子にする最後の想い出だった。

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拝啓、藤井樹様。

この手紙に書かれた想い出はあなたのものです。だからあなたが持っているべきです。今まで本当にどうもありがとう。本当に感謝しています。

追伸

あの図書カードの名前、本当に彼の名前なのでしょうか?

彼が書いていたのが、 あなたの名前のような気がして仕方がないのです。

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我が不思議なるペンフレンドの渡辺博子様。

お元気ですか?こちらはまあ相変わらずです。

どう相変わらずかと言えば・・・いえいえそんなことはどうでもいいの。

それより今日はちょっとすごい事があったんです。

あなたに教えてあげなければと思い慌ててペンをとりました。

『といっても、私の場合、ワープロだけどね』

それは思いかげない訪問者によってもたらされました。

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数日後、樹の中学の後輩たちが一冊の本を持って彼女の家を訪れた。

それは、少年・樹が転校する前に彼女に託した本だった。

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後輩たちに促されて図書カードの裏に目を移した樹。

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拝啓、渡辺博子様。

やっぱり照れくさくて、この手紙は出せません。

泣いているのか、微笑んでいるのか分からない樹のカットで終わる。



亡くなった婚約者・藤井樹との決別を図る渡辺博子のクライマックスの後、中学時代の藤井樹との想い出を綴る藤井樹が少年・藤井樹の秘めた思いを知るという二度目のクライマックス。

藤井樹が三人で文章にするとややこしいですけど。

当時のわー、となった記憶が蘇りました。


また文通を続けた渡辺博子と藤井樹が一度も会っていないこと。

少女・藤井樹の酒井美紀がかわい過ぎて悶絶したこと。

改めて、思い出してたまらなくなった。
[ 2013/05/16 16:18 ] 映画 | TB(0) | CM(6)
じぇじぇじぇ!!!Σ( ̄[] ̄;)!)

とうとうこの禁断の作品を取り上げてしまいましたかだいさん・・・(;^ω^A
こんなんされたらさくぞうも『当時のわー』が止まらなくなってしまいますよぉ~Σ(>ロ<ノ)ノ

画像の多さからしても、だいさんのこの作品に対する意気込みというか、熱い気持ちがひしひしと伝わってきます。たしかにこの映画はそれぐらいすばらしい作品でしたね。そりゃ「HK 変態仮面」とは扱いが違うはずです!(笑)

ちなみに、さくのこの作品を最初に観たときの感想としましては~

1.よ~こんなストーリー思いつくな~
2.酒井美紀がミポリンの学生時代にしては、あんまり似てへんな~
3.この作品の美しさは、雪国が舞台じゃなかったら無理やったやろな~

ぐらいのもんやったりするわけで・・・(しょぼ)Σ(┘´A`└)
ほんでやっぱり最後の図書カードの裏の絵の衝撃度MAX!!!щ(゚Д゚щ)

まだ観てない人がいたら是非観てほしいです♪
2回以上観たら、味がかなり染みだしてくる名作だと思います♪(≧∀≦)b
[ 2013/05/17 02:02 ] [ 編集 ]
さくぞうさん、じぇじぇじぇ (‘jjj’)

ただ、冒頭は神戸で、雪が降ってるっていうのが演出かもしれないですけど、小樽との対比とか無くてなんか残念な感じです。

あと、この監督の映画に出てくる家はオシャレな家ばかりなので、たまには“団地”とかにしてほしいです。

同姓同名のふたりを同じクラスにはしないと思いますけど、同姓同名からこんな話にもっていったのは凄いですね。当時としては・・・。
[ 2013/05/17 12:33 ] [ 編集 ]
だいさん、こんばんは。
僕も、「Love Letter」は、大好きな映画です。
取り上げて頂いて、ありがとうございます。
本当に、五本の指に入れたくなるような名作ですよね。
だいさんのレビューを読んでいたら、久しぶりに、見たくなりましたよ。
中山美穂さんの演技も、素晴らしかった思いますし、とにかく、音楽と映像が美しくて、とても素敵な映画でしたね。
ミステリーと言うよりも、ファンタジーに近い作品なのかな?って印象を受けました。
本作での豊川悦司さんの関西弁の演技は、賛否両論みたいですが、個人的には、温かくて、良い演技だなあ~って思いました。
学生時代の酒井美紀さんも、可愛くて、良かったですよね~。
映画を観終って、友達と、中山美穂さんと酒井美紀さん、あまり似てないねえ~なんて話で、盛り上がったのも、憶えています(笑)。
「Love Letter」は、大阪では、今は、閉鎖されてしまった扇町ミュージアムスクエアで、上映されていたみたいですね。
僕は、劇場で、見逃してしまったので、大阪のリサイタルホールで開催された、イベントによる上映会(多分、「朝日ベストテン映画祭」だったかな?記憶違いだったら、ごめんなさい。)で、観ました。なので、劇場の大きなスクリーンで、本作を観れたのは、とても良い思い出にになりました。まだ邦画が、今ほど、注目されていなかった90年代の邦画が大好きで、よく映画館に、観に行きましたよ~。あの頃の作品って、「Love Letter」、「薄れゆく記憶のなかで」、「12人の優しい日本人」などなど、本当に、良い邦画が沢山ありましたからね。
最近では、邦画バブルって言葉が生まれ、邦画も、昔と、比べると、大分、注目されるような時代になって来ましたね。
扇町ミュージアムスクエアやシネマアルゴ梅田などのミニシアターによく通ったのも、今では、懐かしい思い出になります。
それでは、失礼致します。
[ 2013/05/17 18:29 ] [ 編集 ]
ひろPOPさん、おはようございます。

当時はもっぱら洋画を観ていたので90年代の邦画って記憶に無いんです、すいません。でも、この映画は単館系で邦画なのにえらく話題になったのは覚えています。

学生だったので映画研究会の人がやたら薦めてきました・・・。

ネットもそれほど普及していなかったか、僕は使っていなかったので、反響とかあまり分かりませんけど、邦画ってのっぺりした印象があったので映像の美しさは衝撃的でした。話も奇抜でもなく平凡でもなく、あるある感はあっても現実味を帯びているわけでもなく、良い意味で微妙な世界観ですね。

今でも邦画より洋画が好きな人の方が多いと思いますけど、僕は派手な映画より人間の機微を表現した物語に興味が出てきたので邦画に移行してきた感じです。

まぁ、年を取ったってことですけども。


ミニシアター系と言えば、昨日、星野源主演の「箱入り息子の恋」っていう映画を先行で観てきたんですけど、これは超オススメです。
[ 2013/05/18 09:11 ] [ 編集 ]
今日もDVD借りてきて見てしまいました。何度見ても素晴らしい❗おもしろい❗
年頃の男女の気持ちが良く描かれている映画です。
自分もこの映画を見て酒井美紀さんのかわいさを認識した一人です。
最後のほうでエプロン姿で見送りながら本で少し顔を隠す仕草。かわいらしいな~と何度見ても思いますね。
[ 2017/03/05 21:23 ] [ 編集 ]
おはようございます。コメントありがとうございます。

20年経った今でも色褪せない映画のひとつですね。

それと酒井美紀と言えば、このLove Letterと白線流しを思い出します。
[ 2017/03/06 11:17 ] [ 編集 ]
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